学生アシスタントのご案内 詳しくはこちら

講座9 『風土記』を読んでみる -様々な古代伝承-  <対面・講義>

全5回 5月30日 6月6日/13日/20日 7月4日

講  師 青柳 まや
曜日 時間 木曜日 10:40 ~ 12:10
定  員 60 名
会  場 茜館催事場(予定)
受 講 料 7,500円
締  切 2024/05/16 17:00
持 ち 物 筆記用具

まなびの会会員先行受付開始 4月1日(月)
一般受付開始        4月5日(金)

奈良時代に、日本の諸国でまとめられた『風土記』の伝承について、皆さんと一緒に見ていきます。『風土記』には、『古事記』や『日本書紀』には記されていない、古代日本の様々な地方の伝承が豊富に記されています。『風土記』の伝承は、約1300年の時を超えて、日本の古代の人々の生活の営みを、私たちに教えてくれます。今回は、様々な動物の伝承や天皇の伝承など、多くの伝承について、他の文献も参考にしながら見ていきます。

5月30日 1)『風土記』とは何か?
『風土記』とはどのような書物であるのかを見ていくとともに、実際にいくつかの『風土記』の伝承も見ていきます。
6月6日 2)生き物の伝承①
様々な国の『風土記』から、生き物の伝承を見ていきます。今回は、『風土記』によく登場する蛇の伝承を見ていきます。
6月13日 3)生き物の伝承②
鹿や猪、サメ、猿、鳥など、各国の『風土記』に記された様々な生き物の伝承について、見ていきます。
6月20日 4)天皇と神の伝承
『古事記』『日本書紀』では記されない、ヤマトタケルの両親の出会いと結婚の伝承や、神々の伝承などを見ていきます。
7月4日 5)その他の伝承
貝を食べる大男の伝承や、温泉の伝承、また、泣く石の伝承など、第4回の講座までに取り上げられなかった伝承を見ていきます。

 

  

講師紹介

講 師青柳 まや
肩 書 二松學舍大学文学部非常勤講師・日本体育大学体育学部非常勤講師
経 歴 二松學舍大学大学院文学研究科博士後期課程国文学専攻修了。博士(文学)。著書に『古代日本文学が物語る婚姻・出生伝承』(花鳥社、2020年3月)。最近の論文に、青柳まや「『先代旧事本紀』におけるタカミムスヒの役割について」(東京大学国文学会編『國語と國文學』令和5年10月号)があります。主に、『古事記』や『日本書紀』など、古代文学に記された系譜や婚姻伝承等について、その伝承が書かれた意図について研究しています。

講座のお申し込みはこちら